釜場排水工法|近畿地水株式会社|水替排水・水処理の専門工事会社

釜場排水工法

釜場排水工

釜場という集水マス(穴あきドラム缶など)を掘削面より深い位置に設置し、流れ込んできた地下水(湧水)を水中ポンプで排水する工法です。


特徴

  • 小規模工事で湧水量が少なく、法面の自立性が良い場合や、止水壁先端を回り込んでくる湧水量が少ない場合などに適用されます
  • 釜場排水工法は地下水位を低下させる工法ではなく、「掘削溝内に湧き出てきた地下水を排水する工法」とお考えください
  • ルーズな地盤で法付掘削工法を計画する場合、事前に試験掘削を行い地山の自立性を確認しておくことが必要です

<長所>

  • 他工法と比べ、非常に安価です
  • 設備の設置や操作が容易です

<短所>

  • 掘削底面を乱さないように水を切るのが難しく地盤を緩める要因となります
  • 鋼矢板等の止水性土留め壁では、浸透する地下水を場内だけで処理するため矢板背面の水位低下が期待できず、
    矢板背面との水位差でボインリングが発生しやすい状況となります
  • 開水性土留め壁では、横矢板の間から地下水とともに砂が流出しパイピング現象を起こし矢板背面の地盤を沈下陥没させる要因となります
  • 流出した土砂とともに排水するので濁水が発生し周辺海域等の水質汚濁要因となります
  • 掘削の進行に伴ない、釜場をその都度移動する必要があり施工性が悪くなります

釜場内に土砂が集積するのでポンプの能力低下を防ぐため土砂の除去が必要である水中ポンプの容量に合わせた、釜場井戸の製作が可能です。
詳しくは、ぜひ当社までお問い合わせ下さい。