ディープウエル工法|近畿地水株式会社|水替排水・水処理の専門工事会社

ディープウエル工法

ディープウエル工法説明図

ディープウエル工法

特徴

ディープウエル工法とは、300~600mm程度の深井戸を掘り、深井戸の地下水位と周辺水位の高低差により井戸内に地下水を集め、水中ポンプで排水する工法です。集水を重力により行なうので重力排水工法に分類されます。透水性の高い砂質土地盤に効果的な工法です。
重力による集水が困難な地盤には、真空ポンプにより井戸管内に負圧をかけて集水するバキュームディープウエルがあります。自社で施工可能な揺動式オールケーシング(ベノト)工法で削孔設置します。

SDW工法®(スモールディープウエル工法)

SDW工法とは、小口径のディープウエル工法です。集水原理はディープウエルと同じで、掘削径225mmで穿孔し、100~150mmの深井戸を設置します。穿孔には自社保有の自走式ロータリーパーカッションドリルを用いますので、大型重機で施工する事が難しいような現場でもディープウエルの施工が可能です。

<経済性>

  • 運搬費が安価
  • 小口径なので高価で性能が良いVスロットスクリーンも安価
  • 発生土処分少量

<安全性>

  • 保孔剤を使用しないので水質汚濁がなく産廃が発生しない
  • 清水掘であり集水能力を損なわない(井戸効率良好)

リチャージウエル/還元井戸

リチャージウエルとは、ディープウエルで汲み上げた地下水を、根切り周辺に影響が出ない位置に設置した井戸を介して地下に戻す工法です。
ディープウエルで汲み上げた地下水は通常下水道などの公共排水を利用して処理されます。リチャージウエルを採用する場合には、「ディープウエルの汲み上げにより周辺地盤の沈下が問題となる場合」「ディープウエルによる汲み上げ量が多く、公共排水への放流量が確保出来ない場合」等があげられます。